Monthly Archives: 9月 2012

我が家のマモノミカドヤモリ、クヌギ。


クヌギ。素晴らしいディテールと虹彩である。

マモノミカドヤモリ。
飼っている人が口々に「あれはいいヤモリだ…」というのを様々なところで目にしたり耳にしたりしながら、なかなかいいタイミングで出会えずにいたヤモリ。我が家の二種目のラコダクとしてわさびよりほんの少し前にやってきた。
購入当初、性別が不明で、もしかしたら・・・という期待があった。今現在、体の長さがアダルトのクレスと同じくらいになったが、どうやらメスっぽい。これは大変嬉しい。いつかは繁殖・・・というのが我が家にいるすべての爬虫類に向けられた夢なので、まずはメスが、というのが常に念頭にある。マモノは4年ほど成熟までかかると見るのがよさそうなので、ゆっくりゆっくり待とうと思う。
それにしても味わい深いヤモリだ。クレスがどこと無くヤモリらしい装飾感からは逸脱した美学に在するのとは対照的に、ヤモリらしさ、擬態、というど真ん中のテーマを極めた美を感ずる。そして可愛い!!!
たまらない。
どんどん増やしてしまいそうである。現に・・・あれ?

(鈴)

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怪獣たち。写真が難しい…。


わさびさん。もっちり。

我が家のヤモリはみんな夜行性だ。ベビーのうちは割と日中も元気だったりするけど、だんだんみんな17時くらいまでじっと息を潜めるようになる。例え時間的に夜でも、家主が帰宅して部屋の明かりが点くと隠れていく。最近ではなるべく部屋の明かりを点けずに小さな卓上照明だけで帰宅後の時間を過ごすようにしているが、それでも一匹、また一匹と隠れ家に身を引いていく。
そんなわけで、彼らのありのままの姿を写真に撮るのが非常に難しい。


“新入り”こと、わらび。食べてはいるのだけどなかなか太らず。オスとはいえムチムチにしたいのだが、EXPO便で入荷した時ガリガリだったのがまだ尾を引いている。

色々工夫しているけどなかなか良い感じに撮れず。妙に怖い感じになってしまったり。愛嬌のあるいきものだと思うのだが、そう表現できていないことが悲しい。
色々照明とかを工夫したらいいのだろうかと思いつつ、カメラ周りの道具を展開できるほど空間に余裕が無いのが現状だ。


からし。やはりぶちがあるのは可愛い。たまらん!

そんなわけでいろいろ撮ってはみたものの全部怪獣みたいな顔になってしまった。う~ん・・・。コレジャナイ
これはこれで爬虫類の魅力だとは思うのだけど、あの独特の思考の間みたいな、爬虫類ならではのタイミングというか、ふとした間で固まる感じというか、そういう瞬間の愛着ある写真が撮りたい。撮りたい!難しい。


出張から帰還したカエデ。発情中は色々ボロボロになるので細かい脱皮不全とか噛まれたりとかで妙にボロボロ。しかし本人いたって元気。

暗いと光量が足りないというのもまた悩みどころ。少し暗いほうがヤモリは光彩がちょっと開くのでいい絵になるのだけど。
本人置ける場所と三脚固定できる場所はやはり確保したい。たくさん写真を残すことは記録にもなるし、写真に撮るとまた普段と少し雰囲気違うのがまた良い。


なんだかんだこの子も赤いな、というバナナ。最近落ち着いてきて、あまり夜は隠れなくなった。嬉しい。

本当はボイウィンの写真をたくさん撮りたいのだけど、今の部屋だともしものことがあるとちょっと彼らの大きさと機動力だと怖いのでやめている。いつかは。ボイウィンは良い。見た目とは裏腹に凄い肌触り良く、フワフワとして気持ちがいい。爪は肌に食い込むし4匹中3匹は噛みまくるが・・・。優雅で大きく良いヤモリだと思う。


アンズ。オスっぽい感じになってきつつあるけど、その変化も非常にあやふやで、前肛孔見る限りだと・・・メス?

我が家にはクレスばっかりもりもりいて、ヤモリだと他、ボイウィンとマモノ、ツギオ、ロボが少々。
飼いたいものは尽きないが、目の前の個体たちを眺めてるだけで飽きない日々。最近はどんどん大きくなるフタホシコオロギのチビどもの喧騒を眺めているだけで会社を半日サボれるほどである。うんうん。

(鈴)

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EXPO便から、新入り。

2012のデイトナEXPO便が巷でぞくぞく入荷中。クレスばかり見ている。今回はダーク系が入荷多い気がする。あと驚くほどオスばかり。横浜某店は30匹くらい仕入れて全部オスだとか。ブリーダーズエキスポだからそもそもオスのほうが出品多くなりやすい上に、やはりメスは出してくれない傾向にでもあるのだろうか。コーンなんかはすぐ殖やされて値が崩れるから日本に売りたがらないとかいう話も聞くし。まぁその辺、噂2割・憶測8割という不毛な推論ではありますが。

というわけでいろんな店舗に目の保養がてら生体を見に行っているのだけど、横浜某店はバリエーション豊かで面白かった。
一度行って、気になる個体が4匹。
うち1匹は最近あまり国内で見れないド派手なハーレクインで、チョコ・イエロー・オレンジ・クリームの配色が素晴らしく、ハイコントラストで良い個体だった。数日後、買いに戻った時には時すでに遅く、自分が退店した直後に売れていたらしい・・・。
数えて2匹目は紫色とクリームバックの組み合わせ。こちらも、ベースカラーの発色が面白く、赤系を集めている我が家では気になる存在であった。あそこまで目に見えて紫というのもなかなか。ただしかなり淡い色味なのでただでさえ発色させるのに環境やコンディションが問われるクレスにあって、どれくらい日常であの色を楽しめるかどうか・・・。
3匹目、赤と濃い黄色のタイガー。このタイガーはチョコやグレーな部分を持たない、彩度の高い色同士の組み合わせで非常にゴージャスだった。それに加えてクレストの発達が素晴らしく、尻尾の付け根までギザギザが続いている。今も非常に気になる存在。充分なメスが我が家に確保できていれば欲しいのだが。
そして最後、これはなんか隅っこな扱いを受けていて、値札がつくこともないような存在だったのだけど、最初に一番目を引き、たまらなく欲しくなってしまった。結局後日、買いに走った。

盛って表現すればダークソリッドダルメシアン。ダークソリッドといっても、妙に半端な色味なので、恐らくその名は付かず、ソリッド、なだけ。
しかしこのゴムのような透明感、素晴らしい。ブリンドルな感じもなく、このソリッド具合も良い。妙な色ムラがあるが、この個体、身体に影が落ちてるだけでそこが変色したりとなかなか繊細な子なので、しばらく落ち着くまで実際の色味はわからない。

なかなか顔に対するダルメシアンの入り方、模様がいい。暗い色にダルメシアンっていうのはキツ過ぎずなかなか味わえるものだと思う。
あとブチが細か過ぎないのもいい。うちでダルメシアンは2体目だけど、2匹ともなるべくブチが大きくなりそうな個体を選んだ。
前から我が家にいる個体はベビーで来て、いまだいぶ成長しヤングといったところ。雌雄は分からないがどうにもメスっぽい。もしそうなら是非ダルメシアン同士で掛けてみたい。アメリカでいうところのスーパーダルメシアン、見てみたい…。

お腹の部分はダルメシアンが少ないが、しっぽにはジラジラとたくさん。この鳥の糞みたいな尻尾、質感も独特で気持ちいい。クレスの良さの一つだと思う。

最後に同系統、暗いカラーのソリッド、よもぎさんでこちらはベビーとヤングの間くらい。まだまだ小さい。うちにきて2ヶ月くらい??だっけかな?グリーン、て感じでかなり色が濃かったんだけど最近どんどん淡くなってきている。不思議な色味。今回買った子と地色はかなり近い雰囲気がある。透明感もすごく近い。メスになれば是非…といったところ。クレスは2年半~3年半は待ちたいので掛けるにしてもだいぶ先にはなるのだけど。

最近はソリッドであること、透明感があること、クレストの発達、もしくは眼球のサイズが魅力的であること、この辺を注視して個体を集めていた。しかし改めて今回の入荷を見渡したり、海外のブリーダーズサイトを見ていると、エクストリームハーレクインなどと向こうで名付けられるランクのチョコクリーム系は非常に欲しくなる。もしくはそこに黄色かオレンジをいれたTriColor系。
クレスはまだしばらく選別交配メインで形質の確立が進めていくように思われる。そんな中で、交配結果などを見て回っていてある程度遺伝傾向が強いのはピンストライプなどのクリーム形質による模様表現、ダルメシアンスポットによる模様表現、カラー、クレストの発達具合、といったところか。ペアで迎えられるなら、イギリスやアメリカなどで強化されているゴリッゴリのド派手クレスもお迎えしたいものだ。

(鈴)

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