2012のデイトナEXPO便が巷でぞくぞく入荷中。クレスばかり見ている。今回はダーク系が入荷多い気がする。あと驚くほどオスばかり。横浜某店は30匹くらい仕入れて全部オスだとか。ブリーダーズエキスポだからそもそもオスのほうが出品多くなりやすい上に、やはりメスは出してくれない傾向にでもあるのだろうか。コーンなんかはすぐ殖やされて値が崩れるから日本に売りたがらないとかいう話も聞くし。まぁその辺、噂2割・憶測8割という不毛な推論ではありますが。
というわけでいろんな店舗に目の保養がてら生体を見に行っているのだけど、横浜某店はバリエーション豊かで面白かった。
一度行って、気になる個体が4匹。
うち1匹は最近あまり国内で見れないド派手なハーレクインで、チョコ・イエロー・オレンジ・クリームの配色が素晴らしく、ハイコントラストで良い個体だった。数日後、買いに戻った時には時すでに遅く、自分が退店した直後に売れていたらしい・・・。
数えて2匹目は紫色とクリームバックの組み合わせ。こちらも、ベースカラーの発色が面白く、赤系を集めている我が家では気になる存在であった。あそこまで目に見えて紫というのもなかなか。ただしかなり淡い色味なのでただでさえ発色させるのに環境やコンディションが問われるクレスにあって、どれくらい日常であの色を楽しめるかどうか・・・。
3匹目、赤と濃い黄色のタイガー。このタイガーはチョコやグレーな部分を持たない、彩度の高い色同士の組み合わせで非常にゴージャスだった。それに加えてクレストの発達が素晴らしく、尻尾の付け根までギザギザが続いている。今も非常に気になる存在。充分なメスが我が家に確保できていれば欲しいのだが。
そして最後、これはなんか隅っこな扱いを受けていて、値札がつくこともないような存在だったのだけど、最初に一番目を引き、たまらなく欲しくなってしまった。結局後日、買いに走った。
盛って表現すればダークソリッドダルメシアン。ダークソリッドといっても、妙に半端な色味なので、恐らくその名は付かず、ソリッド、なだけ。
しかしこのゴムのような透明感、素晴らしい。ブリンドルな感じもなく、このソリッド具合も良い。妙な色ムラがあるが、この個体、身体に影が落ちてるだけでそこが変色したりとなかなか繊細な子なので、しばらく落ち着くまで実際の色味はわからない。
なかなか顔に対するダルメシアンの入り方、模様がいい。暗い色にダルメシアンっていうのはキツ過ぎずなかなか味わえるものだと思う。
あとブチが細か過ぎないのもいい。うちでダルメシアンは2体目だけど、2匹ともなるべくブチが大きくなりそうな個体を選んだ。
前から我が家にいる個体はベビーで来て、いまだいぶ成長しヤングといったところ。雌雄は分からないがどうにもメスっぽい。もしそうなら是非ダルメシアン同士で掛けてみたい。アメリカでいうところのスーパーダルメシアン、見てみたい…。
お腹の部分はダルメシアンが少ないが、しっぽにはジラジラとたくさん。この鳥の糞みたいな尻尾、質感も独特で気持ちいい。クレスの良さの一つだと思う。
最後に同系統、暗いカラーのソリッド、よもぎさんでこちらはベビーとヤングの間くらい。まだまだ小さい。うちにきて2ヶ月くらい??だっけかな?グリーン、て感じでかなり色が濃かったんだけど最近どんどん淡くなってきている。不思議な色味。今回買った子と地色はかなり近い雰囲気がある。透明感もすごく近い。メスになれば是非…といったところ。クレスは2年半~3年半は待ちたいので掛けるにしてもだいぶ先にはなるのだけど。
最近はソリッドであること、透明感があること、クレストの発達、もしくは眼球のサイズが魅力的であること、この辺を注視して個体を集めていた。しかし改めて今回の入荷を見渡したり、海外のブリーダーズサイトを見ていると、エクストリームハーレクインなどと向こうで名付けられるランクのチョコクリーム系は非常に欲しくなる。もしくはそこに黄色かオレンジをいれたTriColor系。
クレスはまだしばらく選別交配メインで形質の確立が進めていくように思われる。そんな中で、交配結果などを見て回っていてある程度遺伝傾向が強いのはピンストライプなどのクリーム形質による模様表現、ダルメシアンスポットによる模様表現、カラー、クレストの発達具合、といったところか。ペアで迎えられるなら、イギリスやアメリカなどで強化されているゴリッゴリのド派手クレスもお迎えしたいものだ。
(鈴)
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